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版面設計

版面は、本文のテキストや写真・表・図版・キャプションなどを配置する領域です。

基本設計①

版面基本設計の図

余白・マージン

ページの上下左右にもうける版面以外の余白部分で、各部の余白は上部を「天」、下部を「地」、製本で綴じられる内側を「ノド」、その逆側を「小口」と呼ばれます。
マージンは、本文をレイアウトしない領域を指します。文字などがはみ出さないように一定領域の余白を設けましょう。
マージンには何も配置しないのが一般的ですが、ページ紙面の版面設計の場合は、ノンブル(ページ番号)や柱、ツメなどを配置する目的で、マージンを広めに確保することが必要です。
マージンと版面の設計には本の用途種別や好みにもよりますが、一般的にはノドのあきが一番狭く、次に天、小口、地の順となります。一般に判型が大きいほど余白の比率は大きくなります。小口のマージンは製本工程でのズレが目立ちやすいのであまり小さくしすぎない方がよいでしょう。

段間

1ページを2段以上で組む段組における段と段の間のスペース。
通常段を識別しやすくするために行間よりも大きいスペースを確保して段を区切ったり、罫線で区切る場合もあります。

段・段組

1ページを2段以上で組む文字組版の方法。通し組(1段組)に対して用いる。
本文のテキスト量が多い場合は、版面内のスペースを段で分割し、段組みを設定するのが一般的です。
段組みをすると行長が短くなり、可読性が高まります。
図版を組み合わせて紙面をレイアウトする場合は、段組みをレイアウトのガイドとして活用できます。

版面率

版面の面積比率を「版面率」と呼びます。版面率を低くすると紙面の周囲に余白が生まれ、上品な印象に見せられます。版面率を高くすると、情報量を増やしてにぎやかな紙面を作成できます。

基本版面の計算

版面の高さ:文字サイズ × 字詰め
版面の幅:文字サイズ × 行数 + 行間 ×(行数-1)
行の高さ:文字サイズ + 行間

基本設計②

行間字送りなど版面の内側の図解

組方向

本文ページが縦組か横組かを決めます。
最初に本の内容や読者が読みやすい文字の大きさと組み方向(横書きか縦書き)を決めて行きます。

文字サイズ

文字の大きさ。Q(1Q = 0.25mm)/ ポイント(1point ≒0.3528mm)。
文字サイズは本の内容や読者によって様々です。一般的な本の文字大きさは 11〜14級(8~10pt)が一般的です。

字詰め

1行に収容される文字数。1行の行長に相当。
1行の字詰めは文字の大きさと判型に合わせて可読性のバランスを決めます。

字間

1行中の上下(縦組)または左右(横組)に隣り合う文字と文字の間隔。

字送り

隣り合う文字から文字までの間隔。

行長

1行内での文字の配置において行頭から行末までの長さ。

行間

組版における行と行の間の空き幅。
行間は文字の大きさの半分から全角アキが読みやすくなります。
1行の字詰めが長ければ行間を広くし、短かければ狭くしましょう。
大きな文字級数や字面が大きな文字は行間を広めにし、小さい場合は狭めましょう。
もし1行の文字数が多い場合には段組みを取り入れるもの読みやすさを高めます。段組の場合には段間を2~3文字空きで設定します。新聞や雑誌を例にして可読性という点では、横組よりも縦組の方が行長を長く取ることができます。
通常、視線の移動を容易にするためには、行長が長いほど相対的に行間は大きく取りましょう。

行送り

文字の大きさに行間を足した距離。

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